
前の日から変化がありました
トルテは4月25日の午前10時20分頃に
旅立ちました。
予兆はありました。
数日前から
食欲が一気に低下。
車イスでの移動も減り、
少し歩いてはすぐ寝るように。
鳴き声も小さくかすれがちに
変わりましました。
前日24日の午後。
突然げっそり痩せ、小さくなりました。
誰の目にも明らかでした。
何も口にしなくなりました。
シリンジで、お水や大好きなスープを
数滴飲ませるのがやっとでした。
呼気は浅くなり、
夜には肩で息をしていました。
東京で独り暮らしをしている家族に連絡し、ビデオ通話でトルテを見せました。
ここしばらくは
徹夜の激しい夜鳴きのために
夜間はトルテにひとりリビングで過ごしてもらうことが多かったのですが、
その夜は私のベッドで一緒に寝ました。
翌日、
浅い呼吸は変わらずでした。
マナーウェアを常時つけているので、
毎日、お風呂でおなか周りを洗っていました。
その日、いつも以上に力なくグッタリしているので、早めに出してタオルでくるみ、乾かす用意をしていると、
トルテの呼吸がさらに浅くなっていました。
そして、ほどなくして
下顎呼吸が始まりました。
すぐに娘を呼びました。
娘はトルテを抱き上げました。
それから数分後でしょうか。
トルテは大好きな娘の腕の中で、
それはそれは静かに
安らかに旅立ったのです。
娘も私も静かに涙を流しました。
そして、トルテの身体の周りが
キラキラしているように見えました。
かすかに霞がかかったような白い光です。
ダイヤモンドダストのようにキラキラしているように感じました。
それは、両親を看取ったときと同じでした。
静謐さの中に歓喜を感じ、トルテがぴょんぴょん駆け回っている躍動感を感じました。
一つの生命に区切りがついて、
新たなフェーズに入ったような気持ちでした。
人もペットも旅立つときに同じような感覚になる自分が不思議でしたが、
後ほど、尊敬するヒーラーの先生方から、
「魂が肉体を卒業するとき似たような経験をする方が他にもいらっしゃいますよ」とお話をいただきました。
また、他のヒーラーさんからは
「トルテ君が白いきれいなお花畑で駆け回っているイメージがしますよ!」
とお知らせいただきました。
かかりつけの獣医師の先生やスタッフの皆さん、そして、友人知人、家族に支えてもらいながらの、最後の4ヶ月でした。
いつの間にか始まっていた介護。
変化についていけず、右往左往して、
試行錯誤の毎日でした。
あれもこれもやってみて、できるだけのことをしました。
介護を巡って夫と喧嘩もしました。
今はやりきった感でいっぱいです。
トルテに感謝。家族に感謝。支えてくださった全ての皆様に感謝。
トルテとの出会いは私の人生を変えました。ペットロスという言葉も知らなかった動物が苦手な私でした。
トルテに全力で向き合った13年間でした。
ありがとう。
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