のちにペットロスカウンセラーになる私のペットロス体験談【3】
ペットロス体験談

のちにペットロスカウンセラーになる私のペットロス体験談【3】

愛犬の夏子の火葬が済むと
私の心はぽっかり穴が空いたような…
月並みな表現ですが
本当にそんな感覚でした。

家事や育児に追われて
悲しむ暇もない日中。
でも、子どもたちが眠りにつくと
急に悲しみが波のように押し寄せてきて

「どうしたらもう一度夏子に会える?」

「夏子が死んだのは私のせい」

「追いかけてしまいたい…」

毎晩毎晩、
そんなことばかりを考えていました。

食事をしても吐き気に襲われ、
夜は夏子が亡くなった時間に目が覚め
眠れなくなってしまって、
お散歩コースを通ると
涙が出てきて止められなくなる。

典型的なペットロス症候群と
呼ばれる状態でした。

それでも、幸いにも
私の周囲にはペットロスについて
理解のある人が多かったので、
悲しみをひとりで抱え込むことは
少なかったように思います。

そして、もうひとつ。
たまたま見つけたブログの言葉が
私を救ってくれました。

「泣いてもいいんですよ」

そう書いてあったのは
ペットロスカウンセラーとして
活動されていた方のブログでした。

私の周囲の人はみんな優しくて
いつも話をきいてくれました。
でも、ほとんどの人は
「なっちゃんが悲しむから泣かないで」と
声をかけてくれましたし、
私自身も
「子どもたちの前で泣いてはいけない」と
ずっと気を張っていました。

「大切な家族を失ったんです。
悲しくないわけがない。
泣いてもいいんですよ。」

そうか、
泣いてもいいんだ。

その言葉で心が解放されたように
私はたくさん、思いっきり泣きました。

そして、泣き終えたあとに
夏子がこう言っている気がしたんです。

「泣いてるだけなんて、
由美らしくないんじゃない?」

それがきっかけで、
私はこれからの自分のためにも、
そしていつか私のようにペットロスで
悩む人たちのためにも
ペットロスカウンセラーとして
活動したいという気持ちが
増していきました。

それから1年猛勉強して
ペットロスカウンセラーの資格を取得。
「敷居が高い」と思われがちな
カウンセリングを身近にする為に
自身でペットロスカウンセリングの
サービスを開業しました。

夏子が残していったのは
悲しみだけじゃない。

慈しむ心、
夢や目標、
愛情や幸せな気持ち…

本当にたくさんのことを
教えてくれたんだと
今は心から思います☺️🍀

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投稿者

宮城県

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